🌳熱帯植物の育て方【50%】
タイトルの通り、植物の中でも熱帯植物についての育て方。
いわゆる原種ベゴニアとかそんな感じのやつ。
とりあえず前知識から
熱帯植物とは
熱帯地域の植物全般です。まぁそのまんま。
ちなみにここ日本は温帯です。
じゃあ熱帯ってどういうことなのかというと…
熱帯…最寒月平均気温が18℃以上
と、要するに冬でも温かいということです。
ちなみに日本を含む温帯では最寒月平均気温が-3℃~18℃になります。
で、もう一つ重要なのは雨が多いということです。
まぁざっくり梅雨みたいなもんだと思って下さい。(厳密には違うでしょうが)
というわけで、温暖で多湿な環境で育てるというのがセオリーになっています。
また、植物にもよりますがだいたいの植物は森とか林とか川沿いとかで採取されています。
こういった場所では背の高い樹木が太陽光を吸収するので、地表はあまり光の当たらない環境になっています。
なので、弱光で育てるのもセオリーになります。
ここまでの情報を踏まえて育成環境を考えてみましょう。
育成環境について
【温度】10~30℃くらい
夏 ⇒ 蒸れやすいので通気性を良くする
冬 ⇒ 水やりを減らし乾燥気味に(保湿もする)
熱帯といっても生息地は森の中など、割と涼しい環境にいるので夏の高温には強くない。下限はわかりませんがとりあえず10℃くらいまでは耐えれそうな感じがします。
寒くない地方でそこそこ気密性のある家なら冷暖房なしでも十分育ちます。
【湿度】50~70%くらい(私は常湿寄りが好み)
多湿環境で育てている人が大半ですがぶっちゃけ常湿でも十分育ちます。重要なのは多湿より保湿って感じです。温室やら水槽やら衣装ケースがあれば育成が簡単になります。
乾燥には弱いので冬場のエアコンには注意しましょう。もし加湿器があるなら問題はありません。
【光量】3000Lux~7000Lux(目安)
もともと暗いところにいるので明るすぎない方が良さそうです。市販のデスクライトとかバーライトとか、それで十分な光量です。植物栽培用の高いやつとかは明るすぎるのでダメです。
【用土】
常湿 ⇒ 赤玉土メインに鹿沼土や日向土(軽石)、ココピート、ピートモスなど
多湿 ⇒ 日向土(軽石)を増やし水はけを良くする
密閉環境ならミズゴケやアクアリウム用ソイルなど
常湿環境の用土は園芸の基本用土に準じます。ただし腐葉土は虫が湧くので代わりにココピートやピートモスなどを。鹿沼土や日向土は排水改善のため。バーミキュライトやパーライトその他資材はお好みで。
多湿環境では根腐れしないように鹿沼土や日向土の量を増やします。密閉環境だとミズゴケの方が使いやすいと思います。
ぶっちゃけ市販の観葉植物の用土で十分育ちます。
ここまで書きましたが寒い地域じゃなくて冬場の乾燥さえなければ室内で十分育つという感じです。冬場の乾燥も加湿器があれば大丈夫そうです。
世間一般の観葉植物よりは乾燥に弱いですが、水好きだからと頻繁に水やりをすると根腐れを起こします。この辺がちょっと難しいポイントかもしれません。
★当方の管理★
・エアコンつけっぱなし(温度は問題なし)
・冬場は加湿器
・LEDライトで3000Luxくらい(普通のやつ、15Wくらい)
・穴を空けた衣装ケース(60%)、温室(70%)、常湿(50%) ※()内は湿度
・水やりは週1回ほど(梅雨はもっと間隔空ける)